News(コラム/チーム支援)

チーム支援 2025.10.02

【チームコーチング】好きなコミックで理解する「チームコーチングとは何か」 ——5作品から見えてきたこと

「チームコーチングって、何なんですか?」

この質問を、毎日のように受けます。
定義を説明しても、事例を話しても、なかなかピンとこない。

15年前のコーチング、25年前のFPも同じでした。
言葉だけでは伝わらない概念は、具体的なイメージが要る。

そこで発想を変えました。
「私が愛読しているコミックの中に、チームコーチングはあるか」

AIと一緒にひとしきり語り合いながら検証してみました。
その結果を、今回はお伝えします。

 

【取り上げたコミック5作品】

①海街ダイアリー(吉田秋生)
②3月のライオン(羽海野チカ)
③きのう何食べた(よしながふみ)
④葬送のフリーレン(山田鐘人・アベツカサ)
⑤正直不動産(夏原武・水野光博・大谷アキラ)

ジャンルも舞台もまったく違う5作品。
しかし読み返してみると、共通して「チームの力学」が丁寧に描かれています。
以下は、あくまで私の視点による読み解きです。

 

【海街ダイアリー:家族もチームである】

異母妹のすずを家に迎え入れる、幸を中心とした姉妹の物語。
「血がつながっていれば家族」ではなく、
「受け入れ、関わり続けることで家族になる」というプロセスが描かれます。

チームコーチングで言う「心理的安全性の構築」そのものです。
チームの中に「この人がいれば大丈夫」と感じさせる存在がいること。
その存在が、チーム全体の土台を作ります。

家族は、最も古くて最も難しいチームです。

 

【3月のライオン:支えることが、チームの力になる】

天才棋士・零の成長を、周囲の人々との関係が支える物語。
あかりが零を温かく受け止め、二海堂がライバルとして励ます。

ここで印象的なのは、「強さで支える」のではなく
「そばにいることで支える」という関わり方です。

チームコーチングにおける「伴走」の本質がここにあります。
答えを与えるのではなく、その人が自分で立てるそばにいる。
このことの価値が、この作品を通じてリアルに伝わります。

 

【きのう何食べた:日常の役割分担が信頼を育てる】

シロさんが料理を作り、ケンジがそれを喜ぶ。
この繰り返しが、二人の関係の土台です。

役割の分担と、感謝の表明。
特別なことは何もない。
しかしこの「小さな積み重ね」が、信頼という目に見えないものを育てます。

チームコーチングで「関係の質」と呼ぶものは、
大きなイベントではなく、日常の小さなやりとりで決まります。

 

【葬送のフリーレン:感情を扱う力がチームを強くする】

長命のエルフ・フリーレンが、仲間たちとの旅の中で
少しずつ「人の感情を理解すること」を学んでいく物語。

悲しみ、後悔、喪失——
これらを「なかったこと」にするのではなく、
受け止め、前に進む糧にする。

EQ(心の知能指数)の本質がここにあります。
感情は、チームのノイズではありません。
うまく扱われたとき、感情はチームの推進力になります。

 

【正直不動産:誠実さは、チームの文化を作る】

「本当のことしか言えない」という特殊な制約を持つ永瀬が、
誠実に向き合い続けることで、周囲に変化を起こしていく。

一人の誠実さが、チーム全体の文化を変える。
これはチームコーチングで言う「システムへの介入」です。

個人の行動が、チームという「場」の空気を作り変える。
その連鎖がリアルに描かれています。

 

【5作品を通じて見えてきたこと】

チームコーチングとは、一言で言うと何か。

「人と人のつながりを育て、そのつながりをチーム全体の力に変えるプロセス」

これだと私は思います。

海街ダイアリーは「安心できる場の作り方」を。
3月のライオンは「そばにいることの力」を。
きのう何食べたは「日常の積み重ねが信頼になること」を。
葬送のフリーレンは「感情を扱う力」を。
正直不動産は「個人の誠実さが文化を作ること」を。

それぞれが、チームコーチングの異なる側面を描いています。

「人が集まる場所には、必ずチームコーチングの要素がある」
AIと語り合った末に、私たちが辿り着いた結論です。

 

【あなたのチームに、チームコーチングがあったら】

職場でも、家族でも、友人でも。
あなたが関わる「チーム」に、今日から使える視点があります。

「この人が安心して話せる場を、自分は作れているか」
「チームの誰かが感情を抱えているとき、受け止めているか」
「日常のやりとりの中で、感謝を伝えているか」

大きなスキルより先に、この問いを持つことから始まります。

 

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