
ビジネスコーチ&FPの矢頭聖子(合同会社コーチ・コンパス)です。
大阪を拠点に、関西・全国の経営者・管理職とオンラインでお仕事しています。
「管理職研修をやっても、部下への関わり方が変わらない。」
人事担当者や経営者から、よく聞く悩みです。 研修が悪いのではありません。
管理職に必要なのは、知識だけでなく、自分自身の変容だからです。
今回は、管理職向けコーチングと部下育成研修の違いと、使い分けの基準を整理します。
管理職には、大きく2種類の課題があります。
一つは「スキルの課題」です。
1on1の進め方がわからない、フィードバックが苦手、
部下の話を聴けていない。
これは、学べば改善できる課題です。研修が有効です。
もう一つは「あり方の課題」です。
部下に任せられない、自分でやった方が早いと思ってしまう、
チームより自分の成果を優先してしまう。
これは、知識を増やしても変わりません。自分自身の内側に向き合う必要があります。
コーチングが有効です。
多くの管理職は、この2つが混在しています。
そのため、研修だけでも、コーチングだけでも、不十分になります。
管理職向けコーチングは、管理職個人を対象にしたコーチングです。
扱うテーマは、スキルではなく「あり方」です。
自分はどんなリーダーでありたいのか。
部下との関係で、何が邪魔をしているのか。
チームに何を残したいのか。
これらは、研修で教えられるものではありません。
対話を通じて、自分の中から引き出すものです。
コーチングを受けた管理職は、研修で学んだスキルを「使える」ようになります。
知識と内側の変容が揃って、初めて行動が変わります。
コーチングを受けた管理職の方が『部下の話を最後まで聴けるようになった』と
おっしゃったとき、その変化は研修では起きなかったものでした。
部下育成研修は、管理職に「育成のスキル」を教える場です。
1on1の進め方、フィードバックの方法、コーチング的な関わり方。
これらは、体系的に学べます。
研修の効果が出やすいのは、以下の場合です。
ただし、研修で学んだことが職場で使われるかどうかは、
管理職自身の「あり方」にかかっています。
スキルだけ磨いても、内側が変わらなければ、行動は変わりません。
判断の基準はシンプルです。管理職向けコーチングが向いている場合は、
・研修を受けても行動が変わらないとき
・部下との関係に繰り返し同じ問題が起きるとき
・管理職自身が「どうしたいかわからない」状態のとき
・リーダーシップスタイルを根本から見直したいとき
です。
部下育成研修が向いている場合は、
・育成スキルの基礎を学ばせたいとき
・管理職になりたての社員に共通の土台を作りたいとき
・組織全体でコミュニケーションの質を上げたいとき
です。
最も効果的なのは、両方を組み合わせることです。
研修でスキルを学び、コーチングで「使える自分」を作る。
この順番で進めると、変化が定着します。
研修とコーチングをセットで導入した企業で、半年後に管理職の自己評価と部下の評価が
両方上がったケースがあります。
管理職のあり方は、チーム全体の文化に直結します。
管理職が部下の話を聴けるようになると、チームの対話が増える。
対話が増えると、問題が早期に見えるようになる。
問題が早期に見えると、対処が速くなる。
管理職一人の変容が、チーム全体の生産性とエンゲージメントを変えます。
大阪・関西の現場でも、この変化を何度も目にしてきました。
管理職への投資は、組織全体への投資です。
管理職向けコーチングと部下育成研修の使い分けを整理しました。
研修は「スキルの課題」に有効で、コーチングは「あり方の課題」に有効です。
管理職には両方が混在しているため、組み合わせるのが最も効果的です。
管理職一人の変容が、チーム全体を変えます。
大阪・関西で管理職育成・チームコーチングをお探しの方、 まずは初回相談からどうぞ。
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