News(コラム/セカンドライフ)

セカンドライフ 2026.10.05

相談するほど、決められなくなることがある

何か大きなことを決めるとき、私たちは誰かに相談します。

会社のことなら、税理士や専門家。
お金のことなら、ファイナンシャルプランナー。
家族にも話を聞き、信頼できる経営者仲間にも意見を求める。

すると、いろいろな答えが返ってきます。

「税金を考えるなら、この方法がいい」
「将来の資金を考えるなら、こちらが安心」
「家族としては、こうしてほしい」
「経営者なら、今は攻めたほうがいい」

どれも、なるほどと思う。
どれも、それぞれの立場から見れば筋が通っています。

ところが、相談すればするほど、

「結局、私はどうすればいいのだろう?」

と、かえって決められなくなることがあります。

正しい意見が増えるほど、迷うことがある

足りないのは「情報」でしょうか

そんなとき、私たちはつい、

「もう少し調べてみよう」
「別の専門家にも聞いてみよう」

と考えます。

もちろん、判断するための情報は大切です。

けれど、すでに十分な情報があるのに決められないとしたら、
足りないものは情報ではなく、「自分の判断軸」なのかもしれません。

たとえば会社を承継する場合でも、

会社をできるだけ大きくしたいのか。
家族との関係を大切にしたいのか。
従業員の雇用を守りたいのか。
自分のこれからの時間を大切にしたいのか。

何を大切にするかによって、選ぶ答えは変わります。

いったん、全部テーブルに置いてみる

専門家は、それぞれの専門領域から「よりよい選択肢」を示してくれます。

でも、

「私は何を大切にして決めたいのか」

という判断軸は、自分自身の中から見つけていくものです。

いったん、全部テーブルに置いてみる

迷ったとき、すぐに一つの答えに絞る必要はありません。

会社。
家族。
お金。
これからの時間。
そして、自分。

それぞれについて得た情報や、周囲からもらった意見を、
いったん全部テーブルの上に置いてみる。

そして、
「どれが正しいか」ではなく、
「私は、何を大切にして選びたいのか」
を考えてみます。

すると、それまでバラバラに見えていた選択肢の中に、
自分なりの優先順位が少しずつ見えてくることがあります。

意見は「答え」ではなく、「選ぶための材料」

専門家の意見も、家族の思いも、経営仲間からのアドバイスも大切です。

ただ、それらを「答え」として受け取るのではなく、
「自分が選ぶための材料」としてテーブルに置いてみる。

そうすると、相談することの意味も少し変わります。

誰かに決めてもらうために相談するのではなく、
自分で決めるために相談する。

最後に決めるのは「私」

コーチ・コンパスでは、コーチング、ファイナンシャルプランニング、
ファミリービジネス支援の視点を行き来しながら、情報と気持ちを
一緒に整理していきます。

すぐに答えを出すことよりも、
「私は、何を大切にして決めたいのだろう?」
その問いを持てること。
そこから、自分なりの選択が始まります。


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