News(コラム/チーム支援)

チーム支援 2025.10.08

4.【チームコーチング・地域】町内会やボランティアが「機能しない」のは、チームの問題だった ——地域活動にチームコーチングを活かす視点

「おはようございます」

毎朝すれ違うのに、名前を知らない。
同じマンションに何年も住んでいるのに、顔を知らない。

これが今の地域社会のリアルです。

一方で、定年後に地域活動に関わってみると、
また別の問題が見えてきます。

「毎回同じ人しか来ない」
「意見を言っても変わらない」
「役員のなり手がいない」
「やる気のある人が疲弊して辞めていく」

この状態は、地域住民の意識の問題ではありません。
チームとしての設計の問題です。

 

【地域活動が「機能しない」本当の理由】

町内会やボランティア活動は、組織として見ると特殊な条件を持っています。

参加は任意で、強制力がない
共通の目的が言語化されていないことが多い
年齢・職業・価値観がバラバラなメンバー
リーダーは持ち回りで、専門性がない場合も多い
活動への「報酬」がない

この条件の中でチームを機能させるのは、
実はとても難しいことです。
「地域の人がやる気を出せばいい」という話ではありません。

だからこそ、チームコーチングの視点が役立ちます。

 

【地域活動は「最も難しいチーム」の実験場】

企業のチームには、共通の目的(売上・成果)、契約関係、
報酬という3つの接着剤があります。

地域活動のチームには、その3つがありません。
「この地域で暮らしている」という偶然だけが、共通点です。

この条件でチームを機能させるには、
「接着剤のないチームを、関係性でつなぐ」という技術が必要です。
それがチームコーチングの本領です。

逆に言えば、地域活動でチームコーチングを学んだ人は、
企業チームでも応用できる「本物の力」を持っています。

 

【チームコーチングの4つの視点を地域活動に当てはめる】

共通の「願い」を言語化する
「綺麗な街にしたい」「安全に暮らしたい」「子どもたちに地域を知ってほしい」

活動の目的は人によって違います。
しかし「願い」のレベルで話すと、重なりが見えてきます。
共通の願いを言語化するだけで、「なぜここにいるか」が明確になり、
参加の質が変わります。

それぞれの「資源」を活かす役割設計
地域にはさまざまな専門性や経験を持つ人がいます。
元教師、元エンジニア、子育て経験者、介護経験者——

「みんな同じことをやる」ではなく、
「それぞれが得意なことで貢献する」という設計が
持続可能な地域活動を作ります。

日常の対話を大切にする
月1回の総会より、毎朝の挨拶の方が関係を育てます。
形式的な会議の場だけでなく、
「ちょっとした立ち話ができる雰囲気」が
信頼のベースになります。

小さな成功を積み重ねる
大きな目標を最初から掲げると、参加者が疲弊します。
「今年は花壇を一つ作ろう」
「月1回の見守り活動を続けよう」

小さく始めて、できたことを一緒に確認する。
この積み重ねが、チームとしての自信と継続力を育てます。

 

【セカンドライフと地域の接点】

定年後、地域活動に初めて関わる方が増えています。
「せっかく時間ができたから、何か地域の役に立ちたい」という動機は自然で、
とても大切なものです。

しかし「役に立とうとして、空回りした」という経験を持つ方も少なくありません。

会社での経験やスキルを地域に持ち込もうとしたが、
受け入れられなかった。
「こうすればもっとうまくいく」と提案したら、
「余所者が」という空気になった。

この摩擦は、悪意からではなく、
「チームの文化と外からの介入のぶつかり」から起きます。

チームコーチングの視点で言えば、
「まず聴くこと」が先です。
「この地域はどんな歴史を持ち、何を大切にしてきたか」を
理解した上で、自分の経験をどう活かすかを考える。

これがうまくできる人は、地域でも職場でも、
信頼されるリーダーになります。

 

【こんな方のご相談をお受けしています】

・定年後に地域活動を始めたいが、どう関わればいいかわからない
・町内会やボランティアの運営に携わっており、活性化させたい
・チームコーチングを地域コミュニティに活用したい
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