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セカンドライフ 2026.08.24

お盆が過ぎて 家族が集まる場を、未来の対話に使う

ビジネスコーチ&FPの矢頭聖子(合同会社コーチ・コンパス)です。
大阪を拠点に、関西・全国のクライアントとオンラインでお仕事しています。

お盆が終わりました。

久しぶりに顔を合わせた子どもたち、兄弟、義兄弟、親の顔。
普段はオンラインや電話でしか繋がれない人たちと、同じ空間にいた数日間。

その時間を、昔話だけで終わらせていませんでしたか。

家族が集まる場は、年に数回しかない

家族全員が顔を揃える機会は、年に数えるほどしかありません。
お盆、年末年始、冠婚葬祭——それくらいです。

その貴重な場が、いつも同じ会話で終わります。
懐かしい話、近況報告、他愛ない雑談。

それはそれで大切です。
しかし、その場でしかできない対話が、もう一つあります。

未来の話です。

「訊いておくべきこと」が、後になってわかる

親の顔を見て、ふと気づくことがあります。
去年より少し老けた、動きが遅くなった。

そのとき、心の中で思っても、口に出せないことがあります。
「介護のことを、そろそろ話しておいた方がいいか。」
「実家をどうするか、誰かと決めておく必要があるか。」
「親の意思を、ちゃんと聞いておいたか。」

多くの場合、これらは「そのうち話そう」で先送りになります。
しかし、話せるのは、全員が元気で揃っているうちだけです。

後になって「あのとき訊いておけばよかった」と思う前に、
今年のお盆を、未来の対話の入口にしてほしいと思います。

「未来の話」は、重くしなくていい

「介護」「相続」「事業承継」。
これらのテーマを切り出すと、場が重くなる気がする。

その感覚はわかります。
しかし、切り出し方次第で、場の空気は変わります。

たとえば、こんな一言から始められます。

「お父さん、もし動けなくなったら、どこに住みたい?」
「俺たちが年取ったとき、どうしようか、一回話しておこうか。」
「会社のこと、そろそろ聞かせてほしいんだけど。」

正式な場を設けなくていい。
食事の後の、ちょっとした会話で十分です。
大事なのは、「一度でも口に出しておくこと」です。

独立した子どもたちとの対話

子どもが独立すると、親子の会話が減ります。

顔を合わせても、表面的な近況報告で終わる。
「元気?」「うん、元気。」

しかし、お盆という場は、少し違う話ができる空気があります。

子どもが今、何を考えているのか。
どんな将来を描いているのか。
何に悩んでいるのか。

親として「訊く」よりも、「聴く」姿勢で向き合う。
アドバイスしない、評価しない、ただ聴く。

それだけで、子どもは意外なほど話してくれます。

コーチとして、お盆に思うこと

家族が集まる場は、最小単位のチームです。

それぞれが異なる立場、異なる価値観、異なる将来像を持っています。
その違いをぶつけるのではなく、対話によって可視化する。

それが、ファミリーミーティングの本質です。

お盆の食卓は、その入口になり得ます。
改まった場を設けなくても、家族が自然に集まるこの時期に、
少しだけ「未来の話」を持ち込んでみてください。

来年のお盆が、今年より少しだけ豊かな対話の場になるように。

まとめ

家族が集まるお盆の場を、未来の対話に使うことを提案しました。

訊いておくべきことは、全員が元気なうちにしか聞けません。
介護・相続・事業承継は、重く切り出さなくていい。
食事の後の一言から始められます。
独立した子どもとは、アドバイスより「聴く」姿勢で。
家族という最小単位のチームで、未来の対話を始めてみてください。

 

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