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セカンドライフ 2026.08.10

休むことが怖い人へ  夏季休暇前に考えること

ビジネスコーチ&FPの矢頭聖子(合同会社コーチ・コンパス)です。
大阪を拠点に、関西・全国のクライアントとオンラインでお仕事しています。

今週から夏季休暇に入る方も多いと思います。

休みに入っても、スマホが気になる。
メールが来ていないか、確認してしまう。
月曜日まで待てず、土日に返信してしまう。

心当たりはありませんか。
実は私自身、長い間そういうタイプでした。

「即レス=仕事ができる」という思い込み

メールが来たら、すぐ返す。
連絡が取れる状態を、常に保っておく。
それが「仕事ができる人」の証明だと、どこかで思っていました。

しかし、これは思い込みです。

即レスは、相手への配慮ではなく、自分の不安の解消です。
返していないことへの罪悪感、待たせていることへの焦り。
それを解消するために、休み中も画面を見続けていました。

止まることへの恐怖

経営者や管理職に多いのが、「止まることへの恐怖」です。

自分が動いていないと、何かが崩れる気がする。
休んでいる間に、取り返しのつかないことが起きる気がする。

しかし、冷静に考えてみてください。
あなたが数日間メールを返さなくて、本当に崩れるものがありますか。

緊急の案件は、電話がきます。
それ以外は、月曜日で十分です。

「自分がいないと回らない」という感覚は、責任感の表れである一方、
組織への過信、あるいは委任できていないサインでもあります。

私が変わったこと

最近、メールチェックを朝・昼・夕方の3回に決めました。

最初は落ち着かなかった。
しかし、3回で十分だとわかりました。

即レスをやめたことで、相手も「すぐ返ってくるもの」という
期待を持たなくなりました。
むしろ、返信の質が上がりました。
考えてから返せるようになったからです。

休みの間は、メールチェック自体をやめる。
それだけで、頭の中の占有面積が大きく変わります。

もう一つ、気づいたことがあります。

メールチェックを優先するのは、返信するとすぐ「完了」になるからです。
結果がすぐ出て、すっきりする。

しかし、自分の仕事を深く考える作業は、そうはいきません。
すぐに結果が出ない。達成感もすぐには来ない。
だから後回しになる。

これは怠慢ではありません。
脳が「すぐ報酬が得られる行動」を優先する自然な反応です。

しかし、経営者や管理職にとって本当に必要な仕事は、
すぐ結果が出ない方の仕事です。
戦略を考える、チームの将来を描く、自分の軸を整える。
これらは、メールを全部返した後の「残り時間」ではできません。

意識して時間を確保しないと、一生後回しになります。

コーチングで「休む」を扱う

「休めない」という状態は、スケジュールの問題ではありません。
内側の問題です。

なぜ止まることが怖いのか。
何を手放せずにいるのか。
休んだとき、何が出てきそうで怖いのか。

この問いに向き合うことが、コーチングで扱える領域です。

休むことへの罪悪感やせっかちさは、
働き方の癖であると同時に、自分の価値観や恐怖心の反映です。
それを丁寧に扱うことで、休み方だけでなく働き方そのものが変わります。

この夏季休暇に、一つだけ試してみてください

メールチェックを、1日3回に決める。
それ以外は、画面を閉じる。

最初の1日は落ち着かないかもしれません。
しかし、2日目からは少し楽になります。
3日目には、止まっていても世界は回ると気づきます。

休むことは、サボることではありません。
次に動くための、準備です。

まとめ

即レスは相手への配慮ではなく、自分の不安の解消です。
止まることへの恐怖は、責任感であると同時に委任できていないサインでもあります。
メールより自分の仕事の深掘りを優先することは、意識して習慣にしないと後回しになり続けます。
メールチェックを1日3回に決めるだけで、頭の中が変わります。

休むことは、次に動くための準備です。

良い夏季休暇を。

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