
ビジネスコーチ&FPの矢頭聖子(合同会社コーチ・コンパス)です。
大阪を拠点に、関西・全国のファミリービジネスオーナーとお仕事しています。
「ファミリーミーティングをやろう」と決めた。
しかし、何から話せばいいのかわからない。
その「最初の一歩」が踏み出せずに、先送りになることが多い。
今回は、最初の30分で何を話すかを具体的に整理します。
ファミリーミーティングは、内容より「場の空気」で決まります。
最初の30分で安心感が生まれれば、その後の対話は自然に深まります。
逆に、最初から重いテーマに入ると、誰かが黙り、場が固まります。
「何を話すか」より「どんな場にするか」を意識することが、最初の30分の目的です。
最初に、全員で以下を確認します。
ここで話したことは、この場だけのものにする。
正解を出す場ではなく、気持ちを出す場にする。
誰かの発言を否定しない。
たったこれだけです。
しかし、このルールを言葉にするかどうかで、その後の対話の質が大きく変わります。
事業の話でも、相続の話でも、まだしません。
「最近どんな一週間でしたか」
「今、一番頭にあることは何ですか」
この程度の問いから始めます。
全員が一度発言することで、「話していい場だ」という安心感が生まれます。
最近のマイブームや推し、ペットの話は場が和みます。
「今日は何を決めたいですか」ではなく、
「今日は何を話せたら良かったと思えますか」と問います。
決定を急がない。
最初のミーティングのゴールは、「全員が何か一つ、口に出せた」で十分です。
最後に、「今日一番話したいことを一言で」と全員に問います。
ここで出てきたテーマが、次回以降のアジェンダになります。
答えを深掘りするのは次回以降。
最初の30分は、テーマを「出す」だけで終わります。
最初のミーティングで避けた方がいいテーマがあります。
株式の分配、遺産の取り分、後継者の指名
これらは感情が強く動くテーマです。
場が温まる前に持ち出すと、誰かが黙るか、対立が起きます。
最初は「何を大切にしているか」という価値観の話から入る。
数字や決定の話は、信頼関係ができてから持ち込む。
この順番を守るだけで、ミーティングの継続率が上がります。
家族だけで始めると、どうしても「いつもの関係性」が出ます。
親の前では言えない。兄弟の手前、遠慮する。 その遠慮が、対話を表面的にします。
第三者のファシリテーターが入ることで、全員が対等に話せる場が生まれます。 特に最初の数回は、外部の視点が場を安定させます。
ファミリーミーティング最初の30分の進め方を整理しました。
Step1で場のルールを確認する。Step2で近況をひとこと話す。Step3で今日のゴールを決める。Step4で話したいことをひとこと出す。最初のゴールは「全員が何か一つ、口に出せた」で十分です。数字や決定の話は、信頼関係ができてから持ち込みます。
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